PNG 保存設定

PNG 形式の保存オプションを指定します。

圧縮レベル

圧縮のレベルを指定します。
値が大きいほど圧縮率が上がりますが、その分圧縮に時間が掛かるようになります。
0にすると非圧縮になります。
圧縮レベルを上げると逆にサイズが大きくなる場合もあります。
極端な場合、9より3の方が圧縮できることもあります。

圧縮詳細設定

圧縮の詳細な設定を行います。

圧縮方法

圧縮に用いる方法を選択します。

デフォルト デフォルトの圧縮方法を使用します。
Filtered フィルタ済みデータに適した圧縮を行います。
ハフマン圧縮を多くし、パターンマッチングを少なくします。
ハフマン圧縮のみ ハフマン圧縮のみを行います。
RLE RLE 圧縮に限定します。

メモリレベル

圧縮のメモリ使用量を設定します。
値が大きいほどメモリを多く使用しますが、一般に圧縮率と圧縮速度が向上します。
ただし、より低い値の方が圧縮率が上がる場合もあります。

ウィンドウビット数

ウィンドウのサイズを指定します。
一般に、値が大きい方が圧縮率が向上します。

フィルタ設定

使用するフィルタを選択します。

インターレース形式

インターレース形式で保存します。

元画像の透過色を維持する

画像に透過色の情報が設定されている場合、それを維持するようにします。

透過色を設定する

指定した色を透過色として設定します。
フルカラー画像に透過色を設定しても、Webブラウザによっては実際には透過表示されない場合があります。

背景色を設定する

指定した色を背景色として設定します。

sRGB を設定する

画像が sRGB であることを表すチャンクを付加します。
ガンマ値は 2.2 に設定されます。

レンダリング目的

レンダリング目的(Rendering intent)を選択します。

ガンマ値を設定する

画像にガンマ値を設定します。
ここで指定するのはモニタのガンマ値で、実際にファイルに記録されるのは逆数になります。
[sRGB を設定する] にチェックが入っている場合、2.2 に設定されます。

ICCプロファイルを埋め込む

ファイルに ICC プロファイルを埋め込みます。
この設定は、画像が ICC プロファイルを持っている場合のみ有効です。
ICC プロファイルの埋め込み時、プロファイルの正当性チェックが行われるため、プロファイルが不正な場合に保存エラーになることがあります。

テキストを保存する

コメントなどのテキストを保存します。
テキストはファイルのプロパティダイアログ画像タブで編集できます。

テキストを UTF-8 (iTXt) で格納する

コメントなどのテキストを UTF-8 で iTXt チャンクに格納します。
チェックを入れない場合、tEXt 及び zTxt チャンクに格納します。
テキストに ISO-8859-1 で表現できない文字が含まれている場合に指定します。
古いプログラムなど、iTXt に対応していないものもあります。

テキストを圧縮する

コメントのテキストを圧縮します。
テキストが長い場合に指定するといいかも知れません。

Exif を保存する

Exif データを保存します。
この設定は、元のファイルに Exif が含まれている場合のみ有効です。

XMP を保存する

XMP データを保存します。
この設定は、元のファイルに XMP データが含まれている場合のみ有効です。

ビット数を最適化する

画質が変化しない範囲で、画像を最小のビット数に変換します。
パレットの色数の最適化も行われます。

パレットの色数を最適化する

インデックスカラー画像で、パレットに使用されていない色がある場合はその色を削除します。

圧縮の最適化を行う

指定されたオプションの組み合わせで圧縮を試行して、最も小さくなるもので保存します。
多くの項目をチェックするほど時間が掛かるようになります。

Zopfli による最適化を行う(低速)

Zopfli を使って最適化を行います。
Zopfli は Google が開発した圧縮アルゴリズムで、時間が掛かる代わりにサイズを小さくすることができます。
[圧縮の最適化を行う] を指定した場合に比べてよりサイズを小さくできますが、圧縮に掛かる時間が数十から数百倍になる可能性があります。
また、[圧縮の最適化を行う] と同時に指定することもできますが、ほとんどの場合 Zopfli の方が小さくなるため意味は薄いです。
元の形式が維持されなくても構わない場合は、[ビット数を最適化する] も同時に指定してください。
設定によっては非常に長い時間が掛かります。

フィルタ選択方法を指定する(低速)

指定されたフィルタ選択方法を使って試すようにします。
チェックを入れないと、まずすべての方法を高速な圧縮で試し、その中で最もサイズが小さくなったものをできるだけ圧縮します。
チェックを入れた方がよりサイズを小さくできる可能性がありますが、試す方法の数が多いほど多くの時間が掛かるようになります。

None / Sub / Up / Average / Paeth それぞれのフィルタのみを使用します。
None 以外は、指定しても小さくできることはほとんどありません。
最小合計 データの各バイトの合計値が最も小さくなるフィルタを選択します。
一般的に使用される方法です。
エントロピー シャノンエントロピー(平均情報量)が最も小さくなるフィルタを選択します。

試行回数

圧縮の試行回数を指定します。
回数を増やすほどよりサイズを小さくできる可能性がありますが、圧縮に掛かる時間が増えます。

透過ピクセルの色を最適化する

完全に透過なピクセル(アルファ値が0)の RGB 値を変えて、圧縮されやすくします。
保存設定の [透過ピクセルの色をゼロクリアする] は常に RGB 値が0になるのに対して、この設定を使うとより圧縮されすくするために近傍のピクセルの RGB 値が選ばれます。

圧縮テスト

現在の設定で圧縮を試行して、結果のサイズを表示します。

中止

圧縮のテストを中止します。

ログのクリア

テストのログをクリアします。